ジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタらミッドフィルダーの主力組が契約満了に伴い、昨シーズン限りでチームを離れた。さらに、想定していなかったジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョの移籍もあり、中盤の大幅な刷新が求められた。
結果的には、ブライトンからアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターを獲得したのを皮切りに、RBライプツィヒからハンガリー代表MFドミニク・ソボスライと、とんとん拍子で補強を実行した。
守備的ミッドフィルダー探しは少し右往左往したが、日本代表MF遠藤航をチームに迎え入れ、高額な移籍金を支払わずに済んだ。そして、移籍期限ギリギリのタイミングで、バイエルンで苦境に立たされていたオランダU-21代表MFライアン・フラーフェンベルフを獲得した。
プレシーズンから参加していたマック・アリスターとソボスライは、シーズン開幕から存在感を発揮。フラーフェンベルフもヨーロッパリーグを中心に活躍。遠藤は出遅れた印象もあったが、昨年12月に爆発的な活躍を見せ、いまや欠かせない選手に変貌を遂げた。
ファブリツィオ・ロマーノ氏(イタリア人ジャーナリスト)は、昨夏に契約を結んだミッドフィルダー4名のプレーぶりに触れ、リバプールの首脳陣は見事なビジネスを成功させたと感じている、と語った。
「アレクシス・マック・アリスター、ドミニク・ソボスライ、遠藤航、ライアン・フラーフェンベルフの4人が新たに加入し、リバプールは見事なビジネスを成功させたようだ。」
「私の理解では、リバプールはこの重要な時期に獲得した選手の扱い方に非常に満足しているようだ。今だけでなく、少なくとも9月にも、リバプールは素晴らしい仕事をしたと感じていた。特にマック・アリスターは信じられないようなサインで、契約の条件を考えれば掘り出し物だと考えられている。」
「それは入団した他の中盤の選手たち全員も同じで、特に遠藤はビッグネームではなかったが、ここイングランドでは何人かの人々を驚かせている。また、バイエルン・ミュンヘンでの苦難の日々から立ち直ったフラーフェンベルフの将来は、まさにトップレベルになるだろうと彼らは確信している。」
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