2016年7月にシャルケを契約満了で退団し、リバプールに加入した元カメルーン代表DFジョエル・マティプは32歳とキャリアの全盛期を過ぎた印象は否めず、今シーズン終了とともにアンフィールドをフリートランスファーで離れる可能性が高い。
ジャレル・クアンサーの台頭やジョー・ゴメスの復活と好材料が揃っているが、新たなセンターバック確保に動くと見られる。そして、この夏の注目銘柄であるクリスタル・パレスDFマルク・グエイに対して、リバプールは関心を示していると、海外メディア『Telegraph Sport』が報じた。
2021年の夏にチェルシーから1800万ポンドで加入して以来、パレスで最も印象的なパフォーマンスを披露し続け、2022年にはイングランド代表デビューを飾った。評価が高まる同選手だが、アーロン・ワン=ビサカのクラブ史上最高額を上回り、5000万ポンド以上の移籍金が要求される見通しだ。
かつてアーセナルやトッテナム・ホットスパーらも興味を持っていた23歳センターバックに対しては、マンチェスター・ユナイテッドも熱視線を送っている。ただし、ダン・アシュワース氏がスポーティング・ディレクターに就任しない限りは移籍劇が実現することはなさそうだ。
クリスタル・パレスで100試合以上に出場し、膝の故障のため直近の試合を欠場。手術が必要となるため、最大8週間を欠場する可能性もあるが、今年の夏に開催される欧州選手権には間に合う予定で、スリーライオンズとして招集されるかもしれない。
さらに名声を高める可能性もあるイングランド代表ディフェンダーだが、同じく退団の噂が過熱しているマイケル・オリーセやエベレチ・エゼとともに、プレミアリーグでステップアップすることになるのだろうか…?