2020年の冬からリバプールの左ウイングで数多くの試合に出場しているコロンビア代表FWルイス・ディアス。今シーズンは切れ味鋭いドリブル突破でチャンスを作り続け、これまで全大会を通じて、二桁得点を決めている。
ポルトガルから移籍したタイミングでは、同じくプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーも獲得に乗り出していたが、争奪戦を制したのはリバプールだった。そして、このレースには、バルセロナも参戦していた可能性があったようだ。
元バルセロナのスカウトで、かつての “神童” ボージャン・クルキッチの父親、ボヤン・クルキッチ・シニア氏は、同クラブに在籍していた期間に27歳ウィンガーを追い続けていたことを認めつつも、プレーに一貫性がないため獲得を断念したと明かした。
「彼がポルトにいたとき、私達は彼を評価し、追いかけていた。ルイス・ディアスにはクオリティがあり、才能があり、スピードがあり、ドリブルがあり、ゴールも決める。しかし問題は、リバプールを例に挙げると、彼のパフォーマンスには一貫性がなく、文句なしのスタメンではないことだ。」
「ポルトでもそうだった。つまり、彼はベストとワースト、まあワーストではないけれど、素晴らしい試合をしても、次の試合ではパッとしない選手なんだ。」
Cadena Ser
アンフィールドでは同氏の発言のように、試合ごとで大きくパフォーマンスのレベルが変わることはない。しかし、一時期は疲れの影響もあったのか精彩を欠く時期も長く、そのうえで母国での誘拐事件と精神的にも辛い期間を過ごした。
最近の試合では、負傷者が相次ぐチームにおいて、左ウイングで本来のプレーぶりを見せ付けている。コンディションも良さそうで、元バルセロナのスカウトが語るほどのマイナスポイントとは言い切れない。
嘘か誠かは定かではないが、いまやバルセロナがふたたび注目し、パリ・サンジェルマンも獲得を狙っているとも言われているが、コロンビア代表アタッカーは新たな旅に飛び立つことになるのだろうか…?