昨年の夏に獲得したミッドフィルダー陣が活躍しており、ハーヴェイ・エリオットやカーティス・ジョーンズら若手も成長中。現時点ではリバプールにとって中盤の補強は優先事項ではないが、同ポジションの選手への関心を報じるメディアは尽きない。
そのひとりが、アタランタに所属するオランダ代表MFトゥーン・コープマイネルス。2021年にAZアルクマールからイタリアに移籍し、ここまで112 試合26ゴール12アシストを記録してきた。セリエAを代表するミッドフィルダーに成長すると、今夏での移籍をクラブに申し入れたと発言した。
リバプール以外にも、同じくイタリアのユベントスも攻勢を強めており、プレミアリーグからも複数クラブが関心を示していると言われる中、移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ氏はその事実を認めつつも、トリノのチームへの移籍の可能性が最も高いと伝えた。
「ユベントスは、トゥーン・コープマイネルスを長い間トップターゲットとしている。彼を欲しがっており、アタランタとの関係も非常に良好であるため、ユベントスの獲得が有力視されている。」
「リバプールも彼をスカウティングしてきたが、やはりユルゲン・クロップ監督の後任が誰になるかの決断に大きく左右される。監督人事が決まらない限り、補強プランに言及するのは時期尚早だ。」
CaughtOffside
オランダ代表でも20試合以上でピッチに立ってきた26歳ミッドフィルダーは、攻撃的なポジションから守備的なポジションまで中盤の幅広いエリアでプレー可能。今季限りで、元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが退団すれば、その後釜に据えるのも面白いオプションと言える。
しかし、現実的にリバプールが同選手の獲得に本腰を入れる可能性は低い。センターバックや右ウィンガーなど優先すべきポジションが他にあり、限られた予算をそちらに振り分けるのは当然の摂理。
はたして、元AZミッドフィルダーは、この夏にどのクラブにステップアップするのだろうか…?