アンディ・ロバートソンやコスタス・ツィミカスの主力レフトサイドバックが負傷していた期間において、リバプールは様々なディフェンダーとの関係が報じられた。中でも、フラムDFアントニー・ロビンソンと、ウルバーハンプトン・ワンダラーズDFラヤン・アイト・ヌーリの名前が目立っていた。
ところが、26歳DFジョー・ゴメスが左サイドで予想を覆す好プレーを連発し、主力組の不在を感じさせなかった。ロバートソンとツィミカスの復帰もあり、めっきり報道は減ったが、アフリカネイションズカップにも出場したアルジェリア代表ディフェンダーがふたたび候補に浮上。
海外メディア『TEAMTalk』によると、ユルゲン・クロップ監督はクラブに対して、ウルブスDF獲得を提言していたようだ。加えて、マンチェスター・ユナイテッドも同選手をこの夏のターゲットとして、リストアップしている。
フランス生まれの22歳サイドバックは、モリニュー・スタジアムですでに100試合以上に出場。技巧派ディフェンダーとして、とくに攻撃面においては、ペナルティーエリア内まで入り込んで、チャンスを生み出す。
時として、ディフェンス面で軽い場面もなくはないが、プレミアリーグでも有望な若手選手のひとりに数えられる。なお、ウルバーハンプトンとは2026年6月まで契約を結んでおり、決して安い金額では獲得できない。
ただし、この夏には新たな指揮官を迎え、新体制に変わるリバプール。クロップ監督のアドバイスは影響力を持たないと考えると、本格的に獲得に乗り出すとは思えない。
とはいえ、2021年の夏から過ごすクラブからのステップアップの時期が迫っているとも捉えられるだけに、プレミアリーグの上位クラブからのアプローチはあるかもしれない…