現在負傷離脱中のジョエル・マティプは、2024年6月までの契約満了が迫っており、このまま退団が既定路線。ジョー・ゴメスはいまや両サイドバックのみならず、守備的ミッドフィルダーもこなす万能型プレーヤーに変貌を遂げた。
リバプールはフィルジル・ファンダイクやイブラヒマ・コナテ、ジャレル・クアンサーに次ぐセンターバック確保を狙っている。昨夏の移籍市場においても、左利きのセンターバックを追っていた経緯もあり、この夏には若きディフェンダー獲得が最優先とも言われる。
ポルトガル紙『O Jogo』によると、リバプールはスポルティングで活躍する20歳DFウスマン・ディオマンデに関心を示しており、アーセナルやチェルシー、ニューカッスル・ユナイテッドらとともに争奪戦を演じる可能性があるようだ。
また、同選手の現行契約には8000万ユーロの契約解除条項が付随されているとも報じており、獲得を狙うクラブは同額以上の支払いが必要になる。コートジボワール代表でも4試合に出場するセンターバックは、ポルトガルのクラブと2027年6月まで契約を結んでいる。
優れた運動能力と190cmと恵まれた体格を持ち、モダン的なディフェンダーに必要不可欠な足元のうまさも兼ね備える。前線に対しても正確なフィードを提供でき、フォワード陣へのくさびのパスも一級品で、非凡なポテンシャルを感じさせる。
スポルティングでは昨シーズン途中からトップチームに定着すると、後半戦にかけてレギュラーを奪取。今季は国内リーグ開幕戦からスタメンで出場しており、アフリカネイションズカップ期間を除き、先発入りを継続している。
将来的には世界的なセンターバックに成長できる可能性を見せる若きセンターバックだが、この夏の移籍市場において、世界最高峰リーグにステップアップするのだろうか…?