新たな指揮官を探すリバプールとバイエルン・ミュンヘンがともに最優先ターゲットとして、バイエル・レバークーゼンを率いるシャビ・アロンソとの契約を狙っていた。様々な情報が出回り、その去就が曖昧になっていたが、スペイン人指揮官は来シーズンも同クラブに残ることを決断した。
昨シーズン途中からブンデスリーガに挑戦すると、今季は無類の強さを発揮。国内リーグでは強豪バイエルンを寄せ付けずに首位を快走。DFBポカールでは準決勝に進出し、ヨーロッパリーグでも準々決勝に駒を進めた。
現役時代の繋がりもあり、指導者としての手腕が高く評価され、ユルゲン・クロップ監督の長期政権のあとを任せられる監督に名前があがり続けた。しかし、いまリバプールは別の候補者にターゲットを変更しなければならず、ルベン・アモリムらに熱視線を送っている。
自身の去就について重大な決断を下し、来季にはレアル・マドリード移籍の可能性も高まっている元スペイン代表MFは、今回の選択について最善の方法であると断言したうえで、その胸の内を明かしている。
「バイエル・レバークーゼンとは良い話し合いができたし、クラブに残って続けることを伝えた。自分の将来について何度も話し合った後、この中断期間を自分の決断のために使ったんだ。ここが私にとっての居場所なんだ。」
「バイエルでの仕事が終わったわけではない。クラブを助けたいし、選手の成長を助けたい。私はまだ若い監督だけど、これが私の将来にとって最善の決断だと思う。じっくりと時間をかけたし、そう確信している。」
「バイエルと取締役会、選手、ファンに感謝している。一緒に続けていくために、これが最善の方法だと感じている。選手たちにも伝えてある。期限は今週までだったし、リスペクトの問題だ。これですべてがはっきりした。」
「リバプールとバイエルンについてコメントするつもりはない。ビッグクラブだし、彼らとは強いつながりがある。今は将来を決める時期ではないし、バイエル・レバークーゼンで成長したいんだ。」