ユルゲン・クロップ監督の後継者として最有力だったバイエル・レバークーゼンのシャビ・アロンソは、来シーズンも同クラブに残留することを決断したことで、リバプールとバイエルン・ミュンヘンは、別の候補者にターゲットを変更しなければならない。
そして、リストの中で2番手に位置付けられているのが、スポルティングを率いるルベン・アモリムだ。弱冠39歳にも関わらず、ポルトガル国内での経験だけでなく、ヨーロッパの舞台でも数多くの試合でチームを指揮してきた。
リバプールのみならず、強豪クラブがこぞって同監督に対して関心を寄せる。過去にはブラガやスポルティングで指導を受けた経験を持つフラムMFジョアン・パリーニャは、ポルトガル人指揮官の手腕を評価しつつも、名門クラブでのプレッシャーはこれまでとは比にならないと警告を発した。
「もちろん、リバプールの監督になれるだろうが、プレッシャーは異なる。」
「ポルトガルのビッグクラブで監督を務めると、ファンやクラブ自体の大きさによるプレッシャーがあり、それは勝つことを強いるものだ。」
「リバプールの監督になれば、ファンやクラブ、そして全世界からのプレッシャーがかかる。」
「クラブ(スポルティング)の成長ぶりを見れば、それも時間の問題だろう。」
「ルベンは非常に優秀な監督で、ポルトガルでもトップクラスの監督だ。ブラガ時代から優れた仕事をしてきた。」
「彼はゲームについて深い知識を持っており、選手たちとも親密な関係を築いている。」
「彼の急成長ぶりを見れば、ポルトガルに長くいることはないはずだ。」
「チャンスがないからポルトガルを去らないわけではないね。」
O Jogo
他にも、ロベルト・デ・ゼルビやユリアン・ナーゲルスマンらの名前が最前線に挙がってきており、これからも二転三転する可能性がある。バイエルン・ミュンヘンだけでなく、バルセロナも新たな監督を求めており、すべてが簡単には決まらないかもしれない。
いずれにせよ、来シーズンに向けた補強戦略を練るためにも、早めに新指揮官と契約を結びたいところだ。はたして、リバプールはどの監督に、クロップ監督の次なる時代を任せるのだろうか…?