ユルゲン・クロップ監督の後釜として、トーマス・トゥヘル監督の後任として、リバプールやバイエルン・ミュンヘンが熱視線を送っていたバイエル・レバークーゼン率いるシャビ・アロンソ。今シーズンの大躍進で、ヨーロッパのメガクラブが関心を示す指揮官の仲間入りを果たした。
スペイン人監督の去就を巡っては、様々な憶測が流れた。バイエルンが話し合いを進めている、リバプール移籍に近づいているなど混沌とした状況だったが、その噂にも終止符が打たれた。なぜなら、アロンソがレバークーゼン残留を決め、来シーズンもブンデスリーガで指揮を執るという決断を下した。
この判断に噛みついたのが、かつてイングランド代表やチェルシーなどで活躍したジョー・コール。今回のタイミングを逃したのはまずい決断だったと語り、来シーズンには多くの主力がいないかもしれないチームを維持するのは難しいと口にした。
「ひどい決断だと思う。」
「彼は今、世界のサッカー界、経営陣の中で最も熱い存在だ。監督の株はあっという間に上がったり下がったりする。1年後にはまったく違うものになっているかもしれないのだから、彼はこの夏に移籍すべきだったと思う。」
「このチームを維持するのは大変なことだ。素晴らしい選手が何人もいるし、ヨーロッパの強豪がこぞって彼らに注目しているからね。」
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リバプールからの関心を噂されているフロリアン・ヴィルツやピエロ・インカピエらに加えて、ヴィクター・ボニフェイスやジェレミー・フリンポンにも複数クラブが争奪戦に参加しており、この夏の移籍マーケットにもステップアップする可能性がある。
昨シーズン途中の就任から見事にレバークーゼンを強豪クラブに押し上げたシャビ・アロンソだが、来シーズン以降も好調をキープできるのだろうか…?