ユルゲン・クロップ監督の後任候補として、アンフィールドでの監督就任に近づくスポルティングのルベン・アモリム。39歳ながらも国内リーグで優秀な戦績を残し、ヨーロッパの大会でも経験豊富なポルトガル人指揮官とは、すでに話し合いが行われているとも言われ、大詰め段階と報じるメディアも存在している。
この監督人事にストップをかけたのが、大型補強を繰り返すも、プレミアリーグで順位が上がらないチェルシー。投じた金額に見合わない勝率に、マウリシオ・ポチェッティーノの未来も不透明になっており、その後継者としてポルトガル人の若き監督に関心を示していると、海外メディア『HITC』が伝えた。
今シーズンからロンドンのクラブを率いるアルゼンチン人監督は、モイセス・カイセドを筆頭に、クリストファー・エンクンクやコール・パーマー、ニコラス・ジャクソンら若手有望株を獲得したものの、プレミアリーグで9位と、2年連続でヨーロッパ大会への出場権を手にできない可能性が高まっている。
ただし、1年だけでポチェッティーノを切るとも思えない。経験のあるベテラン勢を一気に放出し、若返りを実施。数年以上かけてチームを育てる方針は変わっておらず、来シーズン以降もロンドンに留まるはずだ。
スポルティングからリバプールにステップアップする可能性が高い若き指揮官だが、スタンフォード・ブリッジに方向転換するのだろうか…？