ユトレヒトやフェイエノールトでの活躍を経て、2006年から2012年までの間、アンフィールドで通算285試合71ゴール43アシストを記録。オランダ代表でも104試合24ゴールと輝かしいキャリアを過ごした元リバプールFWディルク・カイト。
その後、指導者キャリアを始めるも、現時点では成功しているとは言い難い。イングランドのクラブ買収にも関わるとのニュースも流れるベールスホトVA監督だが、リバプールの次期監督を巡る憶測に触れ、シャビ・アロンソかスティーブン・ジェラードのどちらかに就任してもらいたい意向を示した。
「遠目に見ていても、シャビ・アロンソがいつか監督になることは想像できる。私にとっては、シャビやスティーブン(・ジェラード)のような元チームメイトが将来、リバプールの監督になるのは素晴らしいことだ。」
「それは楽しみだし、どちらもうまくいくと思う。」
「スティーブンは現在、その可能性から離れているが、グラスゴー・レンジャースやアストン・ヴィラでの経験もある。」
「彼は今、人々から嫌われるような場所にいるかもしれないが、それでも仕事をこなし、経験を積んでいる。そうやってより良い監督になっていくのだと私は思う。」
Liverpool ECHO
スペイン人指揮官については、バイエルン・ミュンヘンも強い関心を示し、すでに話し合いを実施しているとも言わたものの、同監督はバイエル・レバークーゼン残留を決断。来シーズンのレアル・マドリード移籍も取り沙汰された。
元イングランド代表MFは、現時点ではサウジアラビアでのチャレンジに集中している。指揮するチームも決して上位にいるとは言えず、いますぐヨーロッパ復帰は困難。遠回りにはなるが、トップリーグではなく、2部や3部で実績を積まなければならない。
元オランダ代表フォワードの希望が数年後に叶う見込みはないが、いつの日か現実になることはあるのだろうか…?