ダルウィン・ヌニェスやルイス・ディアス、ディオゴ・ジョッタ、コーディ・ガクポら世界を見渡しても優れたフォワード陣を擁するリバプール。若手のベン・ドークやジェイデン・ダンズらも期待を持たせるパフォーマンスを披露している。
一方で、サウジアラビアから強烈な関心が届くエジプト代表FWモハメド・サラーの去就は闇の中にある。この夏にも巨額オファーが舞い込む見通しだが、リバプールは2025年まで契約を残すウィンガーと契約更新を狙っており、その未来がどこにあるかはまだ誰にも分からない。
さらに、エジプシャン・キングも32歳を目の前にしており、長期的な後継者探しを推し進めている。スペイン紙『Sport』によると、レアル・マドリードのブラジル代表FWロドリゴもターゲットとひりとであり、今夏の移籍マーケットにおいて具体的な行動に移す可能性があるようだ。
今シーズンもカルロ・アンチェロッティ監督のもとでレギュラーの座を掴む23歳フォワードは、41試合に出場し、13ゴール8アシストを奪っている。ブラジル代表でも19試合でピッチに立っており、リバプール以外にもマンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、アーセナルらも注目している。
エル・ブランコはブラジル人フォワードの放出には前向きではなく、現時点では移籍に向けた話し合いに応じるつもりはない。加えて、1億ユーロもの移籍金を要求しているとも報じられており、この金額ではどのクラブも獲得に乗り出すことはない。
ただし、来シーズンにはフランス代表FWキリアン・エムバペが加入予定で、アタッカーポジションを巡る競争は激しくなる。ヴィニシウスを控えに回すとも思えず、スタメンから外れる筆頭候補は、ロドリゴになるだろう。
右ウィンガーとしてプレーできる同選手だが、リバプールが狙うのは、左利きのウィンガー。カットインからゴールを奪える選手であり、その対象から外れる。さらに、得点力が高いとは言えず、その点においてもリバプールが求めるものとはかけ離れている。
はたして、ブラジル代表ウィンガーは来季もスペインで活躍を続けるのだろうか…?