昨年の夏の移籍マーケットにおいて、獲得したミッドフィルダー陣が躍動するリバプール。昨シーズンとは打って変わって、プレミアリーグで首位争いを繰り広げるクラブの原動力になっており、平均年齢もぐっと若返り、世代交代にも成功した格好だ。
この夏の補強ポイントは、センターバックと右ウィンガーと見られるリバプールだが、ミッドフィルダーへの関心を報じるニュースが後を絶たない。ジャマル・ムシアラやフロリアン・ヴィルツ、トゥーン・コープマイネルスら実に多様な中盤の選手の名前が浮上しているが、新たな選手がそのリストに加わった。
海外メディア『HITC』によると、リバプールはヘルタ・ベルリンでポテンシャルを感じさせるパフォーマンスを見せる18歳MFベンツェ・ダールダイに熱視線を送っており、同じくイングランドのマンチェスター・ユナイテッドと争奪戦を展開する可能性があるようだ。
2. ブンデスリーガで戦うヘルタ・ベルリンにおいて、今シーズンは8試合に出場。足首の負傷もあって試合数は伸びていないが、U-19チームやドイツU-18代表での活躍も評価されており、新進気鋭のミッドフィルダーとして注目を集める。
現在のクラブではアカデミー時代から過ごしており、2人の兄弟も揃って同じクラブでプレー。また、現役時代にはハンガリー代表でも数多くの試合をこなし、同選手の父親でもあるパール・ダールダイは、ヘルタ・ベルリンで監督を務めており、家族勢揃いだ。
ただし、リバプールが具体的な動きを見せることはないだろう。ボビー・クラークやジェームズ・マコーネルら10代の若手が飛躍のシーズンを過ごしており、21歳MFタイラー・モートンや21歳MFファビオ・カルヴァーリョも移籍先のハル・シティで印象的なプレーを見せ付けており、補強の必要性は低い。
はたして、予想を覆し、ドイツの若きミッドフィルダーがアンフィールドに渡ることはあるのだろうか…?