2022年の夏、フラムからリバプールに加入したポルトガルU-21代表MFファビオ・カルバーリョだが、シーズが進むにつれてプレー時間が減少。今シーズン前には、出場機会を求めて、RBライプツィヒにレンタルしていた。
ところが、ブンデスリーガでも途中出場が多く、早めにローン移籍を終了。今年の冬には新たなレンタル先を探していたリバプールは、チャンピオンシップのハル・シティとの合意した。同クラブでは加入直後からスタメンを任され、今のところリーグ戦の全試合で先発に名を連ねている。
アンフィールドでの1年目を評価するように問われた21歳ミッドフィルダーは、アップダウンが激しかったと振り返りつつも、当時のチームメイトやユルゲン・クロップ監督から多くのことを学んでいると語った。
「これまでのキャリアと同じように、浮き沈みが激しかった。でも、レベルの違う選手たちから多くのことを学んだよ。世界最高の選手になりたいから、リバプールに移籍したんだ。」
「そのためには、世界トップクラスの選手たちと毎日競い合わなければならない。プレミアリーグやチャンピオンズリーグで多くの経験を積んだ選手たちから、多くのことを学んだ。ピッチの内外で、僕を仲間として受け入れてくれたとても心強いグループだ。彼らにも、クロップにもとても感謝している。」
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慣れ親しんだチャンピオンシップで本来の姿を取り戻しつつあるトレシュ・ベドラシュ出身ミッドフィルダーに対して、ハル・シティがもしもプレミアリーグに昇格した場合には、獲得に動くとも言われている。
一方で、クロップ監督から新監督に変わるため、リバプールでの序列も変わる可能性が高い。プレシーズンはアンフィールドに戻る予定。改めて、トップチームでのレギュラーを勝ち取るために、競争に励むことになる。
21歳とまだまだ才能が開花し、世界的な選手になれるだけの見込みのあるカルヴァーリョだが、憧れの選手を質問されると、問答無用に母国のスター選手、クリスティアーノ・ロナウドの名前を挙げた。さらに、家族の存在がモチベーションを保つ役割を果たしているとも語った。
「ひとりしかいないよね?クリスティアーノ・ロナウドだ。彼の仕事ぶりは信じられない。マンチェスター・ユナイテッドで彼と一緒にプレーしていた人たちを知っているけど、彼の年齢になっても変わらず、自分のことは自分でやるんだ。彼はサッカーに生き、サッカーに打ち込んでいる狂人だと誰もが言っている。彼は常にベストであることを望んでいる。だからこそ、彼は今のレベルに到達したんだ。」
「もちろん。毎日モチベーションを与えてくれる。ママとパパが毎日早起きして仕事に行く姿を見てね。そして、少しでも多くの収入を得るために仕事を辞める…そういうことが僕に力を与えてくれるんだ。疲れているときや、あまりトレーニングする気になれないときは、そのときのことを思い出すんだ。」
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