ユルゲン・クロップ監督の後継者を巡り、リバプールはスポルティングで見事な手腕を披露する39歳のルベン・アモリム監督に注目している。限られた予算でのチーム作りや若手育成にも定評のある若き指揮官の就任については、様々なニュースが流れている。
基本的な契約内容に口頭合意をしたとの報道が出回る一方で、指揮官本人が合意どころか、交渉すら始まっていないとその憶測を否定している。ただし、大方の見方としては、アモリムのアンフィールドでの指揮が近づいている。
同氏の招聘にかかる費用については、ファブリツィオ・ロマーノ氏が明らかにしている。国内クラブであれば3000万ユーロで、海外のクラブは2000万ユーロとしながらも、1000万ユーロでも獲得可能と交渉に余地を残した。
しかし、ポルトガル人ジャーナリストのPedro Sepúlveda氏は、スポルティング会長の意向を明かし、解除条項以下での放出には応じない方針で動いており、これは監督との口約束を反故にする内容のため、クラブ内で不和が生まれる可能性を示唆した。
「スポルティングCPのフレデリコ・バランダス会長は、ルベン・アモリムがファンから批判を受けていないことを理由に、解除条項を下回る移籍金で退団するという口約束を反故にすることを検討している。これは、スポルティング内部で不快感を引き起こす可能性がある。リバプールは取引を成立させたい。」
❗️Frederico Varandas, President of @SportingCP, is considering failing to the verbal agreement for Rúben Amorim to leave for a fee below the release clause just for not being criticized by the fans. This could trigger a discomfort inside Sporting. @LFC wants to close the deal. pic.twitter.com/p2a9mrynL0
— Pedro Sepúlveda (@pedromsepulveda) April 13, 2024
リバプールは元々、バイエル・レバークーゼンを率いるシャビ・アロンソが第一候補として見られていたが、ブンデスリーガに留まることを決断。よって、候補者リストで2番手になっていたポルトガル指揮官が繰り上がった形だ。
はたして、リバプールは偉業を成し遂げたドイツ人指揮官に代わり、チームのレベルを落とさずに、前進させられる監督を招集できるだろうか…?