マンチェスター・ユナイテッドにはアウェイでなんとか引き分け、ミッドウィークにはアタランタ相手にアンフィールドで大敗を喫したリバプール。最悪の流れのまま迎えたクリスタルパレス戦で巻き返しを図ったが、まさかのホームで2連敗と手痛い敗北となった。
リバプールも決してチャンスがなかったわけではない。ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェス、カーティス・ジョーンズ、モハメド・サラー、ディオゴ・ジョッタの全員に決定機が訪れたが、相手ディフェンスの粘り強さもあって、いずれのチャンスも活かせなかった。
最近の試合では攻め続けても、最後がゴールに繋がらない展開が続く。タイトル争いにおいても辛い敗戦となったわけだが、ユルゲン・クロップ監督は後半の戦いぶりには一定の評価を示し、試合に勝つべきだったと語った。
「100%理解している。もちろん、タイトル争いのために何を意味するのか、(記者陣は)このような質問をしなければならない。」
「私も馬鹿ではない。それはわかっている。」
「答えは簡単だ。前半のようなプレーをすれば、リーグで勝てるわけはない。後半のようなプレーをすれば、サッカーの試合に勝てる。」
「サッカーの試合に勝てるのであれば、いくつ勝てるか見てみよう。他の選手たちが苦戦するようなことがあれば、僕たちはそばにいなければならない。そういうものだ。」
「我々としては、とにかくサッカーの試合に勝たなければならない。これからはアウェイでの試合が4試合続く。いずれにしても大変なことで、タフになるのは明らかだ。それに対処するしかない。簡単なことだ。それ以外は何もないよ。」
「こういうときの批判はまったく問題ないし、完全に正しい。それにどう対処するかだ。前半はこの状況にうまく対処できなかったが、後半は自分たちを奮い立たせ、試合に勝つべきだった。それができなかったから、この結果になった。それだけだ。」
ユナイテッド戦やアタランタ戦も勝てない試合ではなかった。ただただチームが何度もチャンスを外し続けた結果だ。さらには、負傷者が続出した期間にフル稼働せざるを得なかった選手たちの疲労が見え始めており、復帰組もコンディションが上がりきらない現状についても発言している。
「私も君と同じように試合を見ている。」
「ワタルとマッカは、ここ数週間で少しプレーしすぎた?そうかもしれない。特にマッカは、最も起用されたひとりだった。」
「今日はカーティスがとても良かった。ドムも怪我から復帰して、リズムが良くなった。」
「トレントが置かれている状況を考えると、本当に良かったと思う。今の彼が120分プレーできるとは思えない。ロボも怪我から復帰した。何人かの選手は多くプレーしなければならなかったし、何人かは離脱していた。それがフィットネスの状況だ。」
「でも、本当の答えが見つかれば、我々にとってはそれほど面白いことではない。怪我をしていようがいまいが、どこから来るのかを考えず、目の前の特定の相手に勝つ方法を見つけるようにするだけだ。」
「勝つということは、監督としていつもそうで、数多くの説明をしなければならない。これが良かった、あれが良かった。負けたときは、その理由を見つけるのは簡単ではない。そして、それは当たり前のことかもしれないが、あれが悪い、これが悪いと指をさすことではない。」
「解決策は、ピッチの中にいつもある。私たちが今いる場所は、ボールに対して私たちがマシンのようであったからこそ得られたものであり、我々はそうでなければならないんだ。」
「その瞬間は、リズムも勢いもある。そうすれば、選手たちは本当にサッカーができるようになる。今日、彼らは本当に難しい状況の中で、それができることを示した。」
「それは良かった。でも、試合には負けたし、この日のプランもまったく違ったものだったから、今はあまりいい気分ではない。でも、ここにいるのだから、それに対処しなければならない。」