ドイツ出身の名将、ユルゲン・クロップ監督が今季限りでの退任を発表したことで、リバプールは栄光の時代を引き継げる人材を探し求めており、バイエル・レバークーゼンを率いるシャビ・アロンソに注目していた。
ところが、かつてアンフィールドのピッチで大活躍した元スペイン代表MFは、チャンピオンズリーグへの挑戦権を得る現在のチームに残り、来シーズンもブンデスリーガで戦うことを表明。レッズは、別のターゲットに関心を向けており、第一候補はスポルティングのルベン・アモリムだ。
ポルトガル人監督とともに、複数の指揮官がリストアップされており、EURO2024終了後までドイツ代表と契約を結ぶユリアン・ナーゲルスマン監督の名前も噂されている。
英『The Telegraph』によれば、同じくシャビ・アロンソを逃したバイエルン・ミュンヘンも復帰を画策するドイツ人指揮官に対してのリバプールの関心は本物だが、クロップ政権を引き継ぐ人物になる可能性は低いようだ。
ホッフェンハイムやRBライプツィヒで優れた手腕を発揮し、ビッグクラブでの初めての指揮となったバイエルンでのチャレンジだったが、経営陣のゴタゴタやベテラン選手らとのコミュニケーション不足も相まって、2年目の途中でその任を解かれた。
その後は空席となっていたドイツ代表の監督に就任。若手選手を積極的に登用し、同国復活の兆しを見せつつあり、最悪期を脱しつつある。同国で開催される今年のEUROでは最近の体たらくからの脱却が期待されている。
本大会に集中する若き指揮官だが、契約は2024年7月まで。EURO開催までには去就を決めたいとも言われ、クラブ復帰も囁かれる中、リバプールや同監督はどのような動きを見せるのだろうか…？