バルセロナやバイエルン・ミュンヘンを経て、2020年の夏にリバプールに加入した元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ。ピッチに立ったときの奇抜なパスや的確なプレッシングで中盤で存在感を示すが、プレーできる時間が極端に少ない。
シーズンの半分近くをベンチやベンチ外で過ごし、今シーズンに至ってはプレミアリーグのアーセナル戦で5分間出場したのみ。このまま試合に出ないまま、今季までとなった契約満了を迎えることになりそうだ。
スペイン紙『Relevo』によれば、リバプールに元バルセロナMFと契約延長を提示するつもりはなく、この夏で契約が切れる予定のようだ。加えて、同選手はサウジアラビアやカタールからのビッグオファーを待っているとも報じている。
近年はろくに稼働できていないにも関わらず、クラブ内でもトップ5に入る給与を受け取っており、給与バランスを見直すためにも放出はやむなし。昨年に獲得したミッドフィルダーに、若手選手も台頭してきており、ベテランMFの居場所はなくなっている。
フリートランスファーで新たなクラブを探すことになるだけに、本来なら移籍金に費やすべき予算を給与条件に振り分けることも狙える。まだ、オファーを受けて取ってはいないようだが、怪我がちなスペイン人ミッドフィルダーの未来はどこにあるのだろうか…?