2022年の1月、ポルトからリバプールに加入したコロンビア代表FWルイス・ディアスは、その直後からまるで前からチームにいたかと見間違えるほどの高い連携力を見せ付け、他のフォワードとともにゴールに迫り続けた。
守備面での貢献も忘れてはならず、一生懸命に戻る姿はフォア・ザ・チームの精神を感じさせる。卓越したテクニックに加えて、ドリブルスキルで左ウィングから相手ディフェンスを切り崩す。今シーズンもすでに40試合以上に出場し、全大会を通じて二桁得点に達している。
海外メディア『HITC』によれば、ユルゲン・クロップ政権で欠かせない人材となった27歳のウィンガーは、2027年6月まで契約を残しているにも関わらず、クラブに対して新契約をリクエストした模様で、条件面での改善を要請しているようだ。
一方で、3年以上も残したタイミングでのリクエストには、リバプールも困惑しているそうだ。まして、パリ・サンジェルマンやバルセロナらからの関心が報じられているこの時期の申し入れに良い印象を持っていないとも伝えられている。
ただし、クラブ側はコロンビア代表FWのパフォーマンスを評価しており、契約更新に向けた話し合いにも前向きの姿勢を示している。現時点で最優先事項ではないものの、この夏には選手側と交渉の席に着くことも厭わない。
ドリブルでの突破は評価が高いが、ペナルティエリア付近からのシュート能力には疑問が投げかけられている。スペクタクルなシュートを決めるが、正面からのシュートなど簡単なシーンで決定機を外すこともしばしば。ダルウィン・ヌニェスとともに、決定力の改善は急務だ。
この夏には新たな監督が就任し、チームの入れ替えもあり得る。正直なところ、同選手を売却する可能性は低いが、元ポルトFWの未来はどこにあるのだろうか…?