2021/22シーズンには、リバプールのトップチームでチャンピオンズリーグやFAカップ、リーグカップに出場するなど、期待の若手選手のひとりとして認識された北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリー。
昨シーズンはボルトンで武者修行。50試合以上に出場し、目覚ましい成長を遂げた。今季はトレント・アレクサンダー=アーノルドの控えを任されたが、シーズン前半は怪我で棒に振った。それでも、昨年12月から復帰すると、チェルシーやフラムなど強敵相手にも大活躍し、いまや推しも押されぬレギュラー格に昇格した。
北アイルランドのスター選手になり得るポテンシャルを有する20歳サイドバックは、子供の頃にプレーを参考にしていた選手として、元ウェールズ代表FWガレス・ベイルを挙げ、自身のアイドルだったと告白した。
「彼は僕のアイドルだった。」
「ベイルはずっと見ていた選手だった。彼はレアル・マドリードに移籍して、ウェールズは小さな国だけど、ウェールズ代表として大活躍した。そして何年も彼らのベストプレーヤーだった。」
「僕もウイングだったから、尊敬していたんだ。」
「ベイルは信じられないような選手だったし、ピッチ上でのプレーも素晴らしかった。」
「当時、彼は世界最高の選手だったから、彼のプレーを見るのは本当に楽しかった。でも、彼のようになるには、まだまだ道のりは長いと思う。嬉しいけど、僕はまだ自分の仕事を学んでいる最中なんだ。」
The Telegraph
トッテナム・ホットスパーで世界的なプレーヤーの仲間入りを果たした元ウェールズ代表ウィンガーは、大金と引き換えにレアル・マドリード入り。チャンピオンズリーグ3連覇に貢献するなどタイトルには恵まれたが、怪我やオフでの振る舞いで徐々に出番を失い、選手時代からゴルフに夢中だった。
キャリアが下降気味になってからも、母国のフル代表ではキープレーヤーとして活躍。絶対的な得点源として、確固たる地位を築いた。全盛期のプレーぶりは他者を圧倒するだけのパフォーマンスを披露しており、ブラッドリーが憧れた理由も納得だ。
なお、いまは右サイドバックとしてプレーしているものの、試合中には真ん中に絞ったり、右ウィンガーのようなポジション取りもしており、万能ぶりを見せ付けている。同選手は、ユーティリティであることの大切さを語り、新たなポジションにも意欲を見せた。
「万能であることは重要だ。」
「トレントは信じられないほどのサッカー選手だし、どこでもプレーできると思う。彼から学べることはたくさんある。」
「特定のポジションでプレーできることが分かれば、監督も選びやすくなる。僕自身、かなり器用なんだ。ユースからずっとウイングとしてプレーしてきたし、先日の北アイルランド戦でもウイングとして起用された。」
「新しいポジションに挑戦し、そのポジションについて学ぶのは楽しいよ。」
The Telegraph