過去2シーズンにわたって、プレミアリーグで評価を高めてきたフラムDFトシン・アダラビオヨ。26歳のセンターバックは、現在のクラブとの契約更新が進んでおらず、このまま行けば今季限りでフリートランスファーとなる。
今シーズンは手術の影響もあり、国内リーグやカラバオカップ、FAカップを通じて23試合しか出場できていないものの、恵まれた体格を活かしたディフェンスに加えて、モダンなセンターバックに求められる足元の技術にも優れる。
今季限りで退団濃厚な32歳DFジョエル・マティプの代役として、かねてからリバプールは同選手への関心が報じられてきたが、同じくプレミアリーグで戦うトッテナム・ホットスパーも26歳のディフェンダーとの契約を狙っていると、海外メディア『Sky Sports』が報じた。
フィルジル・ファンダイクを筆頭に、イブラヒマ・コナテやジョー・ゴメスに加えて、今季台頭したジャレル・クアンサーが控えるリバプールのセンターバック陣。世界でも屈指の最終ラインを揃えており、そのレベルを維持するためにも、イングランドのトップリーグでも実績のあるアダラビオヨは適切な人材になるかもしれない。
アンジ・ポステコグルー率いるトッテナムは、クリスティアン・ロメロやミッキー・ファン・デ・フェンに次ぐ3番手が確立できておらず、この冬に獲得したラドゥ・ドラグシンもまだイングランド特有の展開の速さに慣れていない。
バックラインの強化を目的に、フラムのセンターバックに関心を示すのは当たり前だろう。まして、移籍金が必要ないとなれば、リバプールやトッテナム以外にも注目するクラブが現れても不思議ではない。
フラムは契約延長を取り付けたい意向だが、はたして元マンチェスター・シティDFのキャリアは今後どのようになるのだろうか…?