トレント・アレクサンダー=アーノルドが君臨するリバプールの右サイドバック。昨シーズンまでジェームズ・ミルナーやジョー・ゴメスが控えを務めたが、今季は北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーが台頭し、レギュラーすら狙える好パフォーマンスを披露している。
現時点では同ポジションの補強には迫られていないが、リバプールがバイエル・レバークーゼンのオランダ代表DFジェレミー・フリンポンに関心を示しているとの報道が飛び交う。好調を維持する所属クラブにおいて、35試合12得点11アシストと攻撃的な右のウィングバックとして躍動中。
海外メディア『Football Insider』によれば、契約解除条項として3500万ポンドが設定されている23歳のサイドバック獲得に向けて、リバプールが同等の金額を準備しているようだ。マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルも興味を持つクラブに挙げられている。
3500万ポンドは絶賛売り出し中の若手ディフェンダーに対しては格安で、昨夏の移籍市場におけるアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターのような成功事例になる可能性を存分に秘めている。
ただし、現在のチームにおいて、オランダ代表DFが得意とするウィングバック、もしくは右ミッドフィルダーのポジションは存在しない。また、1.71cmと小柄で、フィジカル勝負を挑まれた場合の対処には苦慮するはずだ。
ルベン・アモリム監督が誕生したシナリオでは、この移籍が加速することも予想される。同監督はスポルティングでスリーバックの前に、4枚の中盤ないし両サイドにウイングバックを配置しており、右サイドから崩しつつ、得点に絡める選手として白羽の矢が立つかもしれない。
マンチェスター・シティやセルティックなどイギリスでもプレー経験のある23歳のディフェンダーは、来季プレミアリーグ挑戦を果たすのだろうか…?