昨年の夏から継続的に、左利きのセンターバック獲得に動いているリバプール。チェルシーDFレヴィ・コルウィル獲得に失敗してからは、スポルティングDFゴンサロ・イナシオやフラムDFトシン・アダラビオヨらがターゲットとして取り沙汰されている。
今シーズン限りで、ボーンマスとの契約が切れる元イングランドU-21代表DFロイド・ケリーもそのひとりで、左のサイドバックも務められるユーティリティ性に注目している。身長も高く、足元の技術にも長けており、プレミアリーグやチャンピオンシップでも経験豊富な現代的なディフェンダーだ。
海外メディア『HITC』によれば、ニューカッスルやトッテナム・ホットスパー、ACミランらも関心を向けるボーンマスDFは、所属クラブからの最新の契約延長オファーには応じず、この夏におけるフリートランスファーでの退団が迫っているようだ。
若い頃から将来を嘱望されてきたが、負傷がちなタイプで、シーズンを通じて戦い抜いた経験は少ない。今シーズンも臀部負傷やふくらはぎ負傷など3度に渡って離脱しており、負傷履歴をどのように評価するかが肝になる。
リバプールは今季限りで、元シャルケDFジョエル・マティプが退団見込み。さらには、センターバック陣に左利きのディフェンダーがおらず、戦術に幅を持たせるようになるため、レギュラーでなくとも、チームにひとりは置いておきたい存在だ。
移籍先には困らなさそうなボーンマスDFだが、現在のクラブとの契約を満了し、新たなクラブでの新たな挑戦に歩み出すことになるのだろうか…?