ブラジル代表GKアリソン・ベッカーが負傷離脱していた期間に、ゴールマウスを守り、抜群のパフォーマンスを披露したアイルランド代表GKクィービーン・ケレハーは、プレミアリーグやヨーロッパリーグ、カラバオカップ、FAカップを通じて、26試合に出場を果たした。
しかし、チームのNo.1ゴールキーパーが怪我から復帰すると、守護神の座を明け渡さざるを得ず、ベンチに逆戻り。控えGKの立場を変えるには至らず、ブラジル人GKの調子がよほど崩れない限りは、スタメンでの出場は難しい。
控えGKとしての扱いは、毎週プレーしたい選手にとっては苦しい現実。昨年には複数のプレミアリーグのクラブが、そしてこの冬にはノッティンガム・フォレストからオファーが届いた25歳GKの立場を嘆いたのは、現役時代にトッテナムなどに在籍した元アメリカ代表GKケーシー・ケラーだ。
同氏は、自身の選手時代の境遇を重ね合わせて、アイルランド代表ゴールキーパーはリバプールを退団することになるだろうと、自らの考えを明かした。
「プレーしなければならない。出て行くことになるだろうね。スパーズでもそうだった。スパーズは、若くてイギリス人であることを求めていて、僕はそのどちらでもないということが取締役レベルで決断された。多くの話し合いを実施し、ボルシア・メンヒェングラートバッハに移籍するチャンスを得たんだ。」
ESPN FC
年齢的にも20代中盤と、決して若いわけではない。このままリバプールにいれば、一生控えとして過ごす可能性もあり、選手としては出てきたいはずだ。ただし、ここまで信頼できる第2GKも珍しく、クラブとして手放すのは、できればしたくない選択だ。
2000万以上であれば移籍を許容するとも言われる同選手は、長らく噂されてきた移籍を手にいれるのだろうか…？