モハメド・サラーやダルウィン・ヌニェス、ディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアス、コーディ・ガクポと、プレミアリーグでもトップレベルのフォワード陣を揃えるリバプールだが、ゴール前での精度には問題を抱えている。
シュート数や枠内シュート数は相手チームを圧倒しながらも、先制点や追加点を奪うまで時間がかかる試合も多く、ヒリヒリする展開も少なくない。最近の試合ではその傾向が顕著で、決定力の低さが叫ばれて久しい。
現役時代に、リバプールで300試合以上に出場した元スコットランド代表DFスティーブ・ニコルは、ナポリFWヴィクター・オシムヘンを前線のターゲットに据えるべきであると語り、近くエジプト代表ウィンガーが退団するとも示唆した。
「今年か来年かにかかわらず、(モハメド・)サラーが出ていくのは事実。」
「(ヴィクター・)オシムヘンはリバプールにとって素晴らしい選手だと思う。中盤は、マック・アリスターとソボスライを獲得したばかりだし、遠藤も驚くべき選手になった。ヌニェスはワイドでも起用できる。」
ESPN
2020年の夏にフランスからイタリアに渡ったナイジェリア代表ストライカーは、恵まれた体格に加えて、ゴールへの嗅覚を持ち合わせ、ナポリで通算128試合で74ゴールを挙げてきた。長い手足でポストプレーにも対応でき、母国のフル代表ではデビュー以来27試合で20ゴールを決めている。
世界でも有数のセンターフォワードに対しては、資金力に勝るプレミアリーグからの関心が頻繁に届いており、昨夏の移籍市場におてもイングランドへの移籍が取り沙汰されており、例に漏れず、リバプールも移籍先のひとつに報じられた。
高額な移籍金が必要なナイジェリア代表FWだけに、リバプールがひとりのフォワードだけに大金を投じる未来は考えにくい。センターバックも補強しなければならず、より現実的なウィンガーやフォワードに注目することになるだろう…