昨年の夏、左利きのセンターバック獲得を試みたリバプール。チェルシーと契約更新の交渉を行っていたイングランド代表DFレヴィ・コルウィルに接触したと見られるが、21歳のセンターバックはアカデミー時代を過ごしたクラブと将来を誓った。
同じタイミングで、リバプールからの関心が噂され、その後も名前が挙がっていたのが、バイエル・レバークーゼンに所属するエクアドル代表DFピエロ・インカピエ。左サイドバックとしてもプレー可能なディフェンダーは、シャビ・アロンソのもとで成長を遂げている。
クリスチャン・フォルク氏(ドイツ人ジャーナリスト)によれば、リバプールやトッテナムらイングランドのクラブが熱視線を送る22歳のセンターバックだが、同じクラブのドイツ代表DFジョナタン・ターの去就次第では、この夏の移籍もあり得るようだ。
「今のところ、(ブンデスリーガの)首位を走るチームは1番から18番まで強力な陣容を揃えている。もしジョナタン・ターが残留すれば、もう一人のセントラルディフェンダーが他のクラブでプレーするために退団を希望するかもしれない。それは、ピエロ・インカピエ(22)だ。」
「エクアドル人DFはトッテナムなどイングランドのクラブから狙われている。移籍金は少なくとも4000万ユーロで、ジモン・ロルフェスとシャビ・アロンソはすぐに新チームに投資できるだろう。」
Daily Briefing
2021年の夏、CAタジェレスからブンデスリーガに挑戦したエスメラルダス出身センターバック。レバークーゼンでは通算109試合に出場を果たしており、今シーズンも絶対的なレギュラーとまでは行かないが、中心選手として評価されている。
現在のチームに左利きのセンターバックがいないことから、リバプールはスポルティングDFゴンサロ・イナシオらにも興味を示しており、この夏の移籍市場において、新たなセンターバックを迎える準備を進めている。
トッテナム・ホットスパーは、先発に定着したオランダ人DFミッキー・ファン・デ・フェンに続く、左側のセンターバックが定まっておらず、長期的な競争相手としてエクアドル代表DFの動向に注目している。
エクアドル代表でも31試合に出場している22歳のディフェンダーは、ドイツを離れ、別のクラブでプレーすることになるのだろうか…?