プレミアリーグのみならず、世界を見渡してもトップ5には入るブラジル代表GKアリソン・ベッカーを擁するリバプールにおいて、最強の2番手としてベンチに控えるのが、アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーだ。
昨シーズンはチームの不調もあって、ほとんど出番がなかったが、今季は正守護神が負傷で離脱。その期間にレギュラーとしてゴールマウスを守ると、安定したパフォーマンスを披露し、幾度となく決定機を阻止するなど、トップレベルのゴールキーピングを見せ付けた。
しかし、最近は移籍市場が開くたびに、アンフィールドから離れる可能性が報じられてきた。昨夏にはブライトンやブレントフォードなどが関心を寄せ、この冬にはノッティンガム・フォレストがオファーを出した。スコットランドからセルティックも動向を追っている。
同選手はすでに25歳と若くなく、毎週末プレーできるクラブに移籍を志願しても不思議はない。英『Daily Mail』によれば、リバプールはこの夏の移籍マーケットにおいて、アイルランド代表GKのキャリアに立ちはだかることなく、チーム退団を容認する構えのようだ。
リバプールでは47試合の出場に留まっており、2019年にトップチームに昇格し、在籍している年数から見て、試合数が少なすぎる。代表で不動のレギュラーになるためにも、新たなクラブでのチャレンジに歩みを進めるかもしれない。
とはいえ、2026年まで契約を残しており、割り引いた金額での放出はあり得ない。リバプールが求める金額を提示するクラブがどれほどあるかにもよるが、25歳ゴールキーパーがついに控えGKから、No.1ゴールキーパーに変貌を遂げるのだろうか…?