今シーズンから副キャプテンとして、これまでのように先輩たちに付いていくだけではなく、精神的にもチームを引っ張る役割が求められるリバプールDFトレント・アレクサンダー=アーノルド。故障で試合に出られない試合でも、試合終了後に選手たちと握手を交わすシーンも増えた印象だ。
若かりしイングランド代表DFがトップチームで定位置を掴んだ頃、フロントスリーが猛威を振るっていた。右ウイングには脅威的な得点感覚を持つエジプト代表FWモハメド・サラーが、センターフォワードには巧みなテクニックとパスセンスで、潤滑油的な役割を務めた元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが君臨。
そして、左のウイングからは抜群の身体能力と高い決定力で、セネガル代表FWサディオ・マネがゴールに迫り続けた。リバプール出身サイドバックは、クリスティアーノ・ロナウドと比較し、元サウサンプトンFWの優れた能力を賞賛した。
「彼は対戦することがなくてよかったと思った選手だ。彼は完璧なアタッカーで、すべてを持っていた。」
「おそらく(クリスティアーノ・)ロナウドに似ている。ジャンプ力があり、スピードがあり、フィニッシュも決められる。常に脅威だったよ。」
The Overlap
リバプールを退団して加わったバイエルン・ミュンヘンでは、周囲と馴染むことができずに、わずか1年でチームを離れた。サウジアラビアに新天地を求めると、ロナウドやポルトガル代表MFオタビオらとともに攻撃を引っ張り続け、サウジ・プロ・リーグで二桁得点を挙げている。
ドイツ時代とは異なり、レギュラーとして活躍する元リバプールFWだが、投資を続けるサウジアラビアでさらなる成功を手にいれることはできるだろうか…?