昨夏の移籍マーケットにおいて、リバプールはミッドフィルダー陣の刷新に全力を尽くした。アレクシス・マック・アリスターら4名もの中盤の選手を獲得すると、いずれもチームの主軸に定着。プレミアリーグで首位争いを繰り広げる原動力になっている。
20代前半のカーティス・ジョーンズやハーヴェイ・エリオットに加えて、アカデミーにも有望株が揃っているだけに、これ以上ミッドフィルダーに大金を投じる必要はない。それでも、リバプールが新たな中盤の選手に興味を示しているとの報道が絶えない。
海外メディア『HITC』によると、これまでも何度かリバプールからの関心が報じられてきたウクライナ代表MFヘオルヒー・スダコフに関して、シャフタール・ドネツクがこの夏の移籍市場で売却する準備を進めているようだ。
同選手に対しては、リバプール以外にも、マンチェスター・シティやチェルシー、アーセナルらプレミアリーグの複数クラブも動向を追っており、今季27試合で7ゴールを決める攻撃的ミッドフィルダーを巡る争奪戦が展開されるかもしれない。
1億2800万ポンドが契約解除金として設定されていると言われ、お金持ちのクラブでも簡単には捻出できない。チェルシーやマンチェスター・シティであれば用意こそできるが、ファイナンシャル・フェアプレーの観点から多くの予算を投じるのは難しい。
一方で、同金額以下でも放出する場合、最低額が3500万ポンドに設定されているとかいないとか。あまりにも移籍金の額がかけ離れているが、3500万ポンドから1億2800万ポンド間で、交渉がまとまる可能性があるそうだ。
チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでもプレー経験を持つ21歳のミッドフィルダーだが、そもそもこの夏にステップアップを遂げるのだろうか。そして、ウクライナ期待の若き才能は、どのクラブに移籍することになるか…?