昨年の移籍市場の後半、サウジアラビアのアル・イテハドはリバプールFWモハメド・サラー獲得に執念を見せ、1億ポンドを超えるオファーを提示した。しかし、そのオファーは拒否され、今シーズンもアンフィールドでエースとして役割を担っている。
PKキッカーやチャンスメイスなどでは絶品のスキルを発揮するエジプト代表ウィンガーだが、年齢には敵わず、全盛期のように左サイドバックを翻弄するパフォーマンスは見せられておらず、その去就が騒がれる事態になっている。
それでも、リバプールに放出の意思はなく、選手側もヨーロッパでの戦いを希望していると見られる。サウジアラビアも昨年のようにオファーを強行するのではなく、エジプシャン・キングが中東行きを選ばない限り、同選手獲得に動き出すことはないと、海外メディア『Sky Sports』が報じた。
サウジ・プロフェッショナルリーグは有名なベテラン選手を獲得した昨夏とは異なり、若手選手への投資を推し進めるようで、次なるステップに歩みを進める方針だ。とはいえ、モハメド・サラーへの関心が消えたわけではない。
今年6月には32歳になるエジプト代表FWは、この夏にどのような選択を下すのだろうか…?