ユルゲン・クロップ監督の後を継ぎ、アンフィールドで指揮を執ることが濃厚なアルネ・スロット。フェイエノールトでは国内リーグやオランダカップ制覇を経験し、満を持してプレミアリーグに殴り込みをかける。
とはいえ、リーグのレベルは比較にならず、チャンピオンズリーグでの経験も潤沢と言えず、トッププレーヤーに対しての指揮の経験も豊富とまでは言えない。大きなステップアップかつチャレンジとなるオランダ人監督に対して、リバプールのオランダ代表FWコーディ・ガクポが素直な感想を語った。
「正直なところ、彼と仕事をしたことはないんだ。」
「もちろん、AZやフェイエノールトでその手腕を発揮した、とても優れた監督であることは知っている。」
「当然、(対戦相手として)何度か難しい試合をしたこともある。」
「とても興味があるし、みんなとても楽しみにしていると思う。」
「現時点での集中すべき点はまだそこになく、今は自分たち、クラブ、監督のために最後の2試合をしっかり終えることで、それから新監督について理解を深めていくことになる。」
Viaplay
マンチェスター・ユナイテッド移籍が濃厚と見られた24歳フォワードだが、2023年の冬にPSVアイントホーフェンからリバプールに加入。本職の左ウィングよりも、センターフォワードでの起用が多く、時にはインサイドハーフとして使われることも。
プレースタイル的にボールを持ちたいタイプで、前線の真ん中よりもウィングでのプレーが輝く。カットインからのシュートやパスも魅力的で、新体制となる来シーズンにはどのような起用方法になるのか注目が集まる。
いずれにしても、オランダ語を母語とする監督のもと、オランダ人選手が増えるかもしれないチームにおいて、どのような相乗効果を発揮するのだろうか…?