ユルゲン・クロップ監督がまもなくリバプール監督から退任し、一時代の終焉を迎える。ドイツ人指揮官時代において、最終ラインを引っ張り続けたともに32歳のセンターバック、ジョエル・マティプやフィルジル・ファンダイクから次なる時代に進み始める。
イブラヒマ・コナテやジャレル・クアンサーらディフェンダー陣が安定したパフォーマンスを披露しているが、世代交代の意味合いも含めて、新たな若手センターバックへの関心が報じられている。ゴンサロ・イナシオやトシン・アダラビオヨらがターゲットに挙げられる中、イタリアにも視線が向けられている。
イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』によれば、リバプールは今季ユベントスからローマにレンタル移籍している18歳DFディーン・ハイセンに対してオファーの準備を進めているようだ。また、ボルシア・ドルトムントやRBライプツィヒらブンデスリーガ勢も関心を示している。
アムステルダム出身の若きディフェンダーは、今年に入ってから出場機会を増やしており、セリエAにおいて、ここまで12試合に出場。うち3試合は先発で起用されており、イタリア国内で評価を高めている。
2021年からユベントスと契約を結んでおり、現行契約は2028年6月まで。代表では、これまでは出身国のオランダ代表ユースでプレーしてきたが、2024年3月からスペインU-21代表として招集。
ユベントスは同選手の移籍金として4000万ユーロを要求する見通しで、マンチェスター・ユナイテッドが関心を抱くブラジル代表DFグレイソン・ブレーメルと合わせて、総額1億ユーロの収入を望んでおり、その金額をボローニャDFリッカルド・カラフィオーリらの補強に費やす可能性があるそうだ。
新進気鋭の若手センターバックは、イタリアでの挑戦を終え、プレミアリーグかブンデスリーガにステップアップをするのだろうか…?