2015年10月からアンフィールドで指揮を執り、潤沢な資金力を誇るマンチェスター・シティと至極の優勝争いを幾度となく行えるチームに生まれ変わらせ、プレミアリーグやチャンピオンズリーグなどのタイトルに導いたユルゲン・クロップ監督。
エネルギー切れを理由に、今シーズン限りでリバプールを離れるドイツ人指揮官は、少なくとも1年間は監督業からも離れる見通しだ。ただし、ドイツ代表を始め、類まれなる能力を評価するクラブやチームは少なくない。
英『The Independent』ミゲル・デラニー記者は、古巣のボルシア・ドルトムントもクロップ監督の復帰を検討しているそうで、2025/26シーズンから指揮官として任命する可能性が高まっているようだ。
「ドルトムント内部では、2025年にユルゲン・クロップ前監督を再び指揮官に迎えるという話が活発になっている。」
「ドルトムントの一部にとっては、これは2010年から13年の栄光の時代を思い起こさせる期間の避けがたい区切りであり、クラブは常に馴染みの人物を再雇用している。」
マインツでトップチームの監督キャリアをスタートさせた同監督は、財政的に苦しくもあったドルトムントを復活させた。若手選手の積極的な起用や安価で獲得した選手たちをスター選手に成長させ、バイエルン・ミュンヘンとドイツにおける2大クラブに変貌させた。
最近は財政面でも潤い、多くの移籍金を支払うこともあるが、いまだに若手育成に高い評価を得ている。ジュード・ベリンガムを筆頭に、ジェイドン・サンチョやウスマヌ・デンベレ、ピエール=エメリク・オーバメヤンらも飛躍的な成長を遂げた。
現時点では、指導者キャリアに戻る場合はドイツ代表を率いるのが濃厚だが、はたして…?