2022年の夏、セネガル代表FWサディオ・マネがリバプールを退団。翌年には元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノもアンフィールドを離れ、フロントスリーが解体された。最後のひとりとなったエジプト代表FWモハメド・サラーは、依然としてチームのエースの座を譲っていない。
ゴール前での決定力は言わずもがな、右ウイングからのチャンスメイクで数々の得点を演出している。ただし、年齢が31歳を迎えており、中長期的にエジプシャン・キングの後継者になり得る人材探しは進んでおり、20歳のベルギー代表FWヨハン・バカヨコらがリストアップされている。
スペイン紙『Fichajes』によると、リバプールからのウェストハムFWジャロッド・ボーウェンに対する関心が再燃する可能性があるようだ。プレミアリーグでも実績十分な27歳ウィンガーを、サウジアラビア移籍も噂されるサラーの後釜に据えようと検討している。
2020年の夏、ハル・シティからロンドンのクラブに移籍したイングランド代表ウィンガーは、同クラブでここまで196試合59ゴール39アシストを記録。高速カウンターの軸になりつつも、屈強なフィジカルでセンターフォワードを務めることもあり、年々プレーの幅を広げている。
同国代表では当落線上に位置しているものの、その攻撃力は破壊力抜群。過去には、リバプール移籍が頻繁に取り沙汰されていたが、2023年10月に結んだ長期契約の影響で、その後はめっきり噂を目にすることがなくなっていた。
プレミアリーグでのプレーにも慣れており、これまでのキャリアから直接的な後継者になり得るが、年齢が少し高いのがネックになる。また、現在の契約が2030年6月までとなっており、異次元の移籍金を要求される可能性が高い。
現時点でリバプールがウェストハムのプレーヤーにふたたび注目することはなさそうだが、実力者であることに変わりない。はたして、大方の予想とは裏腹に、イングランド代表ウィンガーがアンフィールドで活躍する未来はあるのだろうか…?