2019年にラス・パルマスからバルセロナに移籍したスペイン代表MFペドリは、10代ながらもチームの主軸に定着。いまだに21歳にも関わらず、カタルーニャ州に本拠地を置くクラブにおいて、これまで138試合18ゴール13アシストを記録している。
ただし、若い頃に試合に出すぎた反動か、2021/22シーズンからは毎シーズンのように100日以上も負傷離脱する期間が続いており、今季も29試合に出場しているものの、継続的なピッチに立つことはできていない。
それでも、そのボール保持能力やパスセンス、展開力は一級品で、中盤から攻撃を組み立てる。コンディションさえどのクラブでもスタメンを張れるミッドフィルダーだが、バルセロナは同選手の売却を決断し、この夏の移籍市場で買い手を見つけようとしていると、スペイン紙『Marca』が報じた。
さらに、同紙はアーセナルが獲得に関心を示しているものの、リバプールが争奪戦をリードしているとも伝えた。今シーズン限りでチームを去る元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラの代役になるかもしれない。
今シーズンが始まる前に、ジョーダン・ヘンダーソンやファビーニョがサウジアラビア行きを決断し、ナビ・ケイタやジェームズ・ミルナー、アレックス・オックスレイド=チェンバレンは契約満了に伴い、アンフィールドを離れた。
その代わりに、リバプールは4名のミッドフィルダーを確保し、終盤戦までプレミアリーグで優勝争いに絡んだ。負傷者続出に伴い、一部の選手に負荷がかかり、後半戦にかけて失速。一時的には4冠の可能性もあったが、カラバオカップのトロフィーのみに終わりそうだ。
来シーズンに向けて、リバプールは補強プランを練っており、センターバックやウィンガーを優先ポジションに掲げている。そこにミッドフィルダーが入っているかは未知数だが、移籍金がそこまで高くないのであれば、ひとりくらいは獲得するのも悪くない。
はたして、リバプールがスペイン代表MF獲得に乗り出す未来は来るのだろうか…?