ユルゲン・クロップ監督がアンフィールドから離れるリバプールは、新たな指揮官を迎え入れ、新時代に向けた歩みを進める。選手の入れ替えも想定される中、センターバックやアタッカーの補強を目指しているとも言われる。
昨季プレミアリーグから降格したリーズ・ユナイテッドで、大活躍するオランダ人FWクリセンシオ・サマーヴィルもターゲットのひとりに挙がっている。今シーズンはチャンピオンシップで19ゴールに9アシストと攻撃を牽引中だ。
ベン・ジェイコブス氏(スポーツジャーナリスト)は同選手の去就について語り、リバプールなどのクラブからオファーが届いた場合には、それを拒否するのは困難だろうと示唆。ただし、移籍を強要するような選手ではないとも明かした。
「(クリセンシオ・)サマーヴィルはシーズンを通してリーズに集中し、高いプロ意識を持ち、クラブに忠誠を誓ってきた。当然ながら、リバプールや その他のクラブからオファーがあれば、選手はそれを断るのはとても難しい。」
「チャンピオンズリーグに出場でき、給料もはるかに高く、1シーズン後にトップリーグから降格するリスクもない。」
「だから、リーズがサマーヴィルを引き留めるために争奪戦を繰り広げるのは理解できるだろう。しかし、サマーヴィルは常にリーズに忠誠を誓い、献身的であったことを強調しておきたい。」
「彼は、例えば1月の移籍市場で、何かを求めたり、退団を迫ったりするような選手ではなかった。」
左ウイングを主戦場に活躍する小柄なアタッカーは、細かなステップで相手のディフェンスを翻弄。ゴール前でも高い決定力を有しており、昨シーズンにはプレミアリーグでも28試合に出場し、トップリーグの舞台も経験済み。
ただし、いまのリバプールには左ウィンガーが多く、過剰気味。最も優先すべきポジションは、左利きの右ウィンガーにも思えるが、レッズはどのような補強計画を練っているのだろうか…?