昨夏の移籍マーケットにおいて、ミッドフィルダー陣の刷新を行ったリバプール。プレミアリーグ開幕戦から好調を維持し、アンフィールドで最後のシーズンとなるユルゲン・クロップ監督のためにも、一時は4冠を狙える位置に付けた。
ところが、カラバオカップを手にしてからは、負傷者が相次いだ影響をダイレクトに受け、コンディションの良くないパフォーマンスに終始。攻撃陣も決定機を外すシーンが増え、プレミアリーグはおろか、ヨーロッパリーグやFAカップでも敗退に追い込まれた。
来シーズンは、監督やコーチ陣だけでなく、クラブ運営に携わるメンバーも入れ替わる。新たなチーム作りに向けて歩みを進めるリバプールは、センターバックや攻撃的な選手を中心に、様々なプレーヤーをリストアップし、獲得の可能性を探っている。
リバプールの補強計画について、アドバイスを送ったのは、アンフィールドで300試合以上に出場した経験を持つ元アイルランド代表DFマーク・ローレンソン。クリスタルパレスの主力、マイケル・オリーセとエベレチ・エゼのダブル獲りを実行すべきだと主張した。
「面白がっているわけではないが、リバプールはマイケル・オリーセとエベレチ・エゼを獲得すべきだ。」
「（マンチェスター・ユナイテッド戦での）オリーセのゴールはみんなを抜き去り、彼の方が少し優れていると思う。素晴らしい才能の持ち主で、もしトップ6のクラブなら、電話をしてでも彼を獲得したいと思うはずだ。」
「2人ともファンタスティックだが、その反面、怪我が多いので注意が必要となる。」
「まだ成長途中なのかもしれないし、週に2試合プレーするのが難しいのかもしれない。しかし、才能という点では、2人とも十分なものを持っている。」
Paddy Power
ふたりとも、プレミアリーグでも屈指の実力を持つ攻撃的な選手で、上位のクラブがこぞって獲得を狙っている。ただし、リバプールOBも指摘している通り、シーズンを通してフル稼働が難しい選手たちだけに、負傷の理由などを探らなければならない。
さらに、熾烈な争奪戦が展開され、移籍金が吊り上がる可能性は高く、予算が限られるリバプールにダブル獲りはほぼ不可能。アンフィールドでプレーしてくれれば嬉しいが、はたして…？