アンディ・ロバートソン、コスタス・ツィミカスに加えて、ジョー・ゴメスと盤石の左サイドバックを揃えるリバプール。それぞれ特長の異なるディフェンダーで、対戦相手やコンディションを見ながら、ローテーションで起用が可能だ。
ただし、負傷から戻ったギリシャ代表DFの調子が戻らない。何度か試合に出るものの、いずれも低調なパフォーマンスに終始し、過密日程にも関わらず、控えに甘んじている。年齢も28歳と新たな時代に向けての世代交代を見据えるべきタイミングとも言え、様々な左サイドバックや左利きのセンターバックへの関心が伝えられる。
そのリストに新たな名前が浮上した。海外メディア『Football Insider』によると、リバプールはブレストに所属する22歳DFブラッドリー・ロッコを巡る争奪戦に加わっており、この夏の移籍市場における獲得を狙っているようだ。
恵まれた身体能力でアップダウンを繰り返し、切れ味鋭いドリブルで攻撃でも効果的なプレーを披露。今シーズン、リーグ・アンでは全ての試合で先発出場を果たしており、2024年3月にはフランスU-23代表にもデビューを飾った。
アタッカーやセンターバックに予算を振り分ける予定のリバプールだけに、左サイドバックに資金を投入するかは未知数。もう1シーズンは現状の3選手でも乗り切れる可能性は高く、若手にもオーウェン・ベックやルーク・チェンバースらも控えており、彼らの成長次第では補強が必要なくなるかもしれない。
ユルゲン・クロップ監督が去り、新指揮官のもとで再始動を図るリバプールは、ディフェンダー陣にフランス人サイドバックを迎え入れることはあるのだろうか…?