今シーズンは負傷の影響で、シーズン途中長らく離脱していたブラジル代表GKアリソン・ベッカー。ピッチから離れていた期間には、第2GKクィービーン・ケレハーが好パフォーマンスを披露したが、復帰後はスタメンに舞い戻った。
2018年の夏にアンフィールドにやってきた元ローマの守護神は、安定感抜群なゴールキーピングでプレミアリーグやチャンピオンズリーグ制覇に貢献。世界でも指折りのゴールキーパーとなり、ブラジル代表ではマンチェスター・シティGKエデルソンと先発の座を争っている。
英『The Telegraph』によれば、リバプールで絶対的な存在になっている元インテルナシオナルGKに対して、昨年の夏にネームバリューのある選手を獲得したサウジアラビアが狙いを定めており、この夏の移籍マーケットで動き出すようだ。
サウジ・プロフェッショナルリーグはアリソンだけでなく、プレミアリーグから引き抜きを画策している。ブラジル代表の同僚GKに加えて、マンチェスター・ユナイテッドのカゼミーロやブルーノ・フェルナンデスにも視線を向けている。
新体制になるリバプールにおいても、重要な役割を担うことが期待されており、クロップ監督の政権が終了後も守護神を任せる見込み。そのため、どんなに金額が積まれても売却の意思はなく、来シーズンもアンフィールドでプレーすることは間違いない。
昨年には世界各国から多くの選手を獲得してきたサウジアラビアだが、今夏もふたたび大型補強に乗り出すのだろうか…?