ユルゲン・クロップ監督政権が終わりを迎えるリバプールにおいて、主力組の去就には注目が集まっている。中でも、エジプト代表FWモハメド・サラーにはサウジアラビアのオイルマネーが付き纏っており、ルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェスにも移籍の噂が飛び交っている。
去るものもいれば、加入するものもいる。リバプールはヨーロッパで活躍する若手フォワード陣をリストアップしており、PSVアイントホーフェンに所属する21歳FWヨハン・バカヨコもかねてからターゲットのひとりとして報じられてきた。
ベルギー紙『HLN.BE』によれば、リバプールはこの夏にも同選手の獲得を目指しており、所属クラブはそうしたクラブに対して5000万ユーロを超える移籍金を要求する見通しのようだ。もしも実現した場合には、クラブレコードの移籍金になる。
右ウィンガーを本職に、恵まれたアスリート能力で得点に絡むベルギー代表フォワード。今シーズンもエールディヴィジやチャンピオンズリーグを通じて、46試合14ゴール14アシストを記録しており、チームの崩しのパターンに組み込まれている。
2023年にデビューしたベルギー代表でも11試合でピッチに立っており、ユース時代も含め、2019年7月から所属するクラブからのステップアップの時期が近づいている。プレミアリーグでも活躍できるだけのポテンシャルを有しており、エジプシャン・キングの正統な後継者になれるかもしれない。
同じくエールディヴィジで指揮を執っていたアルネ・スロット監督が就任する予定のリバプール。タッチラインで21歳ウィンガーのプレーぶりを目にしてきただけに、新指揮官として白羽の矢を立てる可能性も否定できない。
はたして、ベルギー生まれのウィンガーは今夏、新たなクラブに新天地を求めることになるのだろうか…?