2016年の夏、シャルケからフリートランスファーでアンフィールドにやってきたジョエル・マティプ。ユルゲン・クロップ監督のもと、201試合に出場し、チャンピオンズリーグやプレミアリーグを勝ち取ってきた。
32歳になったドイツ出身センターバックだが、今シーズン限りで契約満了に伴いリバプールを退団。後釜を探し求める同クラブは、新たなディフェンダー確保に動いており、昨年の夏から左利きのセンターバックに注目してきた。
一方で、右利きのセンターバックの名前も多く浮上している。海外メディア『CaughtOffside』によれば、リバプールは今季ブンデスリーガで無敗優勝を成し遂げたバイエル・レバークーゼンDFオディロン・コスヌ獲得に向けて歩みを進めており、6000万ユーロを超える移籍金について交渉を開始する準備があるようだ。
2021年の夏、クラブ・ブルッヘからドイツに活躍の場を移したコートジボワール代表DFは、今シーズンも主軸を務めた。途中、ベンチを温める日々が続いたが、ヨーロッパリーグを通じて33試合出場した。
バイエル・レバークーゼンでは100試合以上でピッチに立ってきた23歳のディフェンダーは、圧倒的なフィジカルとアスリート能力で相手の攻撃陣を封じる。例に漏れず、ボール扱いも卓越しており、モダンなセンターバックに求められる要素を兼ね備える。
しかし、優先すべきは左利きのセンターバックであることは変わらない。フランクフルトDFウィリアム・パチョらリストアップされている選手たちは少なくなく、6000万ユーロもの大金をコートジボワール代表DFに支払う確率は低そうだ。
はたして、最終ラインの強化を狙うリバプールは、どのディフェンダーに白羽の矢を立てるのだろうか…?