今シーズン前半戦は得点を量産したリバプールの攻撃陣だが、後半に進むにつれ、ゴール前での決定力が低下。1対1の場面でもシュートを外す場面も少なくなく、プレミアリーグ優勝争いから脱落の原因のひとつにもなってしまった。
今年6月に32歳となるエジプト代表FWモハメド・サラーは年齢による衰えは隠しきれない。サウジアラビア移籍するしないに限らず、チームのエースの後を担える若きアタッカー獲得は必須で、この夏の移籍市場にも動き出す見通しだ。
スペイン紙『Sport』によると、リバプールは複数クラブが関心を示すスペイン代表MFダニ・オルモを巡る獲得レースに参戦するようだ。チェルシーやアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティらプレミアリーグの強豪クラブがこぞって熱視線を送っている。
2020年の冬、ディナモ・ザグレブからRBライプツィヒに加入した26歳の攻撃的ミッドフィルダーは、ドイツのクラブでも主軸を務める。ここまで148試合29ゴール34アシストを決めており、2019年にデビューしたスペイン代表でも33試合でピッチに立ってきた。
今シーズンはブンデスリーガにおいて、攻撃的ミッドフィルダーとしての起用よりも、左右のウィンガーでのプレーが増えている。高い柔軟性で、攻撃的なポジションでハイレベルのパフォーマンスを見せ、チーム内にひとりは欲しいチームプレーヤーだ。
ただし、圧倒的な得点力を有しているとは言いがたく、ストライカーではない。ゴール前での決定率に苦しむリバプールだけに、できればチャンスメイカーよりもダイレクトにゴールに絡める選手が優先となる。
はたして、リバプールは熾烈な競争が待ち受けるスペイン代表MFを巡る争奪戦に本格参戦することになるのだろうか…?