今シーズンをもって、リバプールとの契約が切れ、そのまま退団する元カメルーン代表DFジョエル・マティプ。イブラヒマ・コナテやジャレル・クアンサーらにも引けを取らないパフォーマンスを披露し、いまでもトップクラスのディフェンダーだ。
ユルゲン・クロップ監督と同時期にアンフィールドを離れるわけだが、新天地はまだ決まっていない。生まれ育ったドイツ復帰に加えて、イタリアやトルコからも関心が届く。プレミアリーグからは去ると思われたが、イングランドに残る可能性もあるかもしれない。
英『The Sun』によれば、今季プレミアリーグ12位で終えたボーンマスのアンドニ・イラオラ監督が、同選手をトップターゲットに据えるように指示を出したようだ。一方、チャンピオンシップのサウサンプトンも獲得を狙っている。
シャルケで256試合に出場し、リバプールでも201試合でピッチに立ってきたベテランセンターバック。長身を活かした対人守備、広大なスペースを守るだけの脚力も持ち合わせる。経験に裏打ちされたディフェンスが期待できる。
プレミアリーグやチャンピオンズリーグなど大舞台での経験も多く、ボーンマスやサウサンプトンにとっては重要な戦力になることは間違いない。レギュラーになれずとも、貴重なバックアップとしても十分な活躍を見せてくれるはずだ。
移籍金がかからないだけに、数多くのクラブが名乗りをあげるであろうマティプ争奪戦だが、最終的にはどのクラブが獲得に成功するのだろうか…?