昨年の夏、ブライトンからリバプールに加入したアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターは、今季クラブにおける最高の補強となった。シーズン前半戦は、枚数が足りない守備的MFの役割を全うし、日本代表MF遠藤航が定着した後半戦は、インサイドハーフとして中盤を支配した。
強烈なミドルシュートを沈めるなど攻撃でも存在感を発揮した25歳ミッドフィルダーに対しては、トニ・クロースやルカ・モドリッチの後継者を狙うレアル・マドリードからの関心が報じられた。ジュード・ベリンガムら若きMFが多く在籍しており、そのニュースが事実である可能性は低いが、選手の目にも留まったはずだ。
南米の選手だけに、スペインのクラブは特別な存在であり、過去にもルイス・スアレスやフィリペ・コウチーニョは希望を叶えた。ただし、元ブライトンMFは現時点でマドリード行きは視野に入っていないようで、リバプールで満足であることを明かした。
「推測の話なんかじゃなくて、僕はリバプールにとても満足しているんだ。」
「個人的にはいいシーズンだったと思うし、達成できなかった目標もあったが、それでも本当に最高のシーズンだったと思う。」
ESPN
プレミアリーグに慣れていないこともあったが、リバプールでの初めてのシーズンも円熟味すら感じる安定したパフォーマンスを披露。いまやチームに欠かせない選手となり、アルネ・スロット新監督のもとでも中軸を担う。
リバプールでさらなる成功を手に入れるであろうアルゼンチン代表MFは、アンフィールドで長年活躍し、レジェンドになってくれることを期待したい…