モハメド・サラーやルイス・ディアス、ダルウィン・ヌニェスと、ユルゲン・クロップ監督のもとで獲得した選手たちに移籍の噂が飛び交っている。現時点では退団する可能性は低いが、シーズン後半戦に得点力が激減したアタッカー陣のテコ入れを視野に入れるのは納得できる。
加えて、エジプト代表ウィンガーにも年齢の波が押し寄せており、世代交代にも着手し始めなければならない。右ウィンガーやセンターフォワードを中心に、いろんな選手に関心を寄せているが、そこに新たなターゲットが追加された。
フランス紙『L’Equipe』によれば、リバプールはロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに所属する24歳FWモハメド・エル・アミーン・アムーラに関心を示しているようだ。同じくプレミアリーグのブライトンも獲得を狙っており、同クラブが争奪戦をリードしているとも報じている。
2023年8月にFCルガーノから現在のクラブに移籍した24歳ストライカーは、ジュピラー・プロ・リーグやヨーロッパリーグを通じて、45試合23ゴール7アシストを挙げており、1年で急激に評価を高めた。
170cmと身長は低いものの、俊敏な動きで相手ディフェンダーを圧倒。ゴール前でも鋭い反応で、ゴールを狙う。左ウイングからカットインからチャンスを作り、ボールの奪い返しにおいても激しいプレーで守備対応を行う。
ヨーロッパリーグやカンファレンスリーグでの経験を積んだ1年だが、リバプールのようなクラブにステップアップを遂げるには物足りなさを感じざるを得ず、他のターゲットを差し置いて、アルジェリア代表フォワードに狙いを定めることはない。
それでも、ブライトンのような育成に定評のあるクラブで実力を磨き、数年後にはアンフィールドでプレーしていても不思議はないが、はたして…?