アンフィールドで最終ラインを長らく支え続けた32歳DFジョエル・マティプが、今季限りで退団。リバプールは今夏、新たなセンターバック探しを加速させる予定で、スポルティングDFゴンサロ・イナシオやフランクフルトDFウィリアム・パチョが筆頭候補に挙がっている。
優先すべきは左利きのセンターバックで、現在のチームにいないタイプのボール出しを行えるディフェンダー。右利きに対する優先度こそ低いが、スポルティングDFウスマン・ディオマンデやバイエル・レバークーゼンDFオディロン・コスヌら様々な選手もリストに浮かび上がっている。
スペイン紙『Fichajes』によれば、これまでも何度か噂に挙がっていたベンフィカDFアントニオ・シウヴァへのリバプールからの関心が続いており、移籍金が1億ユーロを超えるとも言われる20歳のセンターバックがメインターゲットとして急浮上しているようだ。
同紙はまた、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せており、同様に主要の候補者としてリストアップしているとも報じている。
2022年にトップチームに昇格すると、20歳ながらも94試合に出場。同年11月にはポルトガル代表にも選出された経歴を持つ将来有望なセンターバックだ。ポルトガルのみならず、ヨーロッパでもトップに立てるだけのポテンシャルを秘めている。
どのクラブにとっても、今後10年間にわたって活躍が期待できる20歳のディフェンダーだけに、リバプールに加入したとしてもレギュラーになれる可能性は高い。しかし、1億ユーロもの大金を投じる余裕はなく、移籍が実現することはなさそうだ…