サディオ・マネが去った夏、新たな得点源として期待され、ベンフィカから加入したウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス。ポルトガルでは国内リーグやチャンピオンズリーグでゴールを量産し、プレミアリーグでも高い決定力を発揮すると見られた。
ところが、加入から2年が経ったいまも決定率が上がらない。ゴールキーパーと一対一になる機会も多いが、最後のタッチがズレてしまい、キーパーにめがけてシュートを放つか、ゴールマウスを外れるシーンが目立つ。
シーズン後半戦にはベンチスタートも増え、明らかに不満そうな素振りを見せたウルグアイ代表ストライカーには、バルセロナやチェルシーなど移籍の噂が浮上。しかし、元リバプールMFスティーブ・マクマナマンはアンフィールドに残留し、ゴール前でのプレーと英語が上達することに期待を寄せている。
「彼がここに残り、自分のプレーに懸命に取り組み、良くなっていくのを楽しみにしている。」
「彼はまだ英語を話すことができないから、早く英語を学んでブラッシュアップする必要がある。」
「まだ若く、シャイな少年だ。そのことを人々は考慮しなければならないと思う。もちろん、彼はフィニッシュの技術を磨かなければならないし、ハードワークし、練習場に通い、泥臭いゴールを決めなければならない。」
「(ルイス・)スアレスと話さなければならないにせよ、他の誰かと話さなければならないにせよ、ゴール前でのプレーを改善しなければならない。」
TNT Sports
ディフェンスラインを破る裏抜けやゴールに迫るスピードは世界でもトップクラスだが、繊細なボールタッチはできずに、ウィンガーや中盤を活かすようなパスを出すこともあまりない。とはいえ、加入1年目よりはセンターフォワードとしてのプレーを向上させており、まだ24歳ということもあり、これからの成長が見込まれる。
また、パッションのこもったプレースタイルはスタジアムを盛り上げ、前線からの猛烈なプレッシングも健在。来季もリバプールでプレーすることが濃厚だが、3年目となるため、そろそろシビアに結果や貢献度が求められる。
はたして、アルティガス出身のフォワードは、試合を決めるフィニシャーに変貌を遂げられるだろうか…?