今シーズンはリバプールでほとんど試合に出れず、ベンチ外が続いた元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ。契約満了し、この夏にはフリートランスファーになり、サウジアラビアからの関心も届く中、その去就が注目されている。
ヨーロッパ残留を希望しているとも言われるも元バイエルン・ミュンヘンMFに対して、シャビ監督が解任され、ハンジ・フリック監督が就任予定のバルセロナが同選手に関心を示しており、接触を図る可能性があると、スペイン紙『Diario AS』が報じた。
バルセロナの下部組織出身で、トップチームでも通算100試合1ゴール20アシストを記録。2013年の夏に移籍したバイエルンでは、235試合に出場し、31ゴール37アシストと見事な数字を残した。2020年にリバプールに加入すると、ピッチでこそ魔法のようなパスでチャンスを作ったが、怪我が相次ぎ、出場数は100試合に満たなかった。
33歳のベテランミッドフィルダーは、満足いくイングランド生活を送れなかったものの、その能力は誰もが認めるところ。財政的にビッグネームを獲得できないスペインのクラブにとって、移籍金なしで契約を結べる元スペイン代表MFは理想的な戦力になり得る。
アンフィールドではダルウィン・ヌニェスやルイス・ディアスらの兄貴的な存在としても振る舞っており、精神的な支柱としての役割も期待される同選手だが、新天地は古巣クラブに落ち着くのだろうか…?