ユルゲン・クロップ監督とジョゼップ・グアルディオラ監督が、プレミアリーグにおいて熾烈な競争が展開されていた時期、リバプールでフロントスリーの一角を担っていたセネガル代表FWサディオ・マネとマンチェスター・シティの右サイドバック、カイル・ウォーカーはバチバチのバトルを繰り広げた。
アンフィールドでは通算269試合に出場し、120ゴール42アシストを挙げたレジェンド。アンディ・ロバートソンとともに左サイドを翻弄し、高速カウンターの起点にもなる。守備時にも戻ることを怠らず、試合終盤まで対面するディフェンダーと勝負を行った。
2年前にリバプールを退団した同選手だが、バイエルン・ミュンヘンではチームに馴染めず、チームメイトといざこざを起こしてしまい、わずか1年でサウジアラビア行きを余儀なくされた。アル・ナスルでは45試合で19ゴールを挙げ、リーグのレベルは低いとはいえ、キャリア終盤に輝きを取り戻しつつある。
元サウサンプトンFWが全盛期を過ごした時代に、ピッチにおいて数々の名勝負を行ったイングランド代表DFは、同選手との対戦が悪夢であったと告白し、当時対処するために意識していたことを明かした。
「サディオ・マネは悪夢だった。」
「彼はもっと荒っぽかった。」
「彼にはある決まった動きがあった。とても良いリバプールのチームでプレーしていたと思う。彼、（モハメド・）サラー、深い位置に下がる（ロベルト・）フィルミーノ。」
「彼はすごく即興的だから、最も難しい選手の一人だよ。」
「いつもクリップをたくさん見ていたよ。彼はまだ、試合でやっているような動きや反復が好きなんだ。」
「自分の強みを生かすんだ。彼はライン際でノックをしたり、僕を走らせようとはしない。僕が腕を振り回してボールを奪うことを心配しているからね。」
「ワンツーが好きな選手だから、1メートルの距離を保ちながら、逆サイドを取る必要がある場合に備えて戻るよ。」
BBC podcast You’ll Never Beat Kyle Walker