アンフィールドでの新たな挑戦に歩みを進めるオランダ人指揮官、アルネ・スロット。すでに優秀な選手が揃うリバプールだが、さらに強豪クラブを作り上げるためにも、この夏に新たなプレーヤーを迎え入れる可能性が高まっている。
PSVアイントホーフェンFWヨハン・バカヨコら様々な選手の名前が浮上しては消える中、リバプールはベンフィカに所属するトルコ代表MFオルクン･コクチュを補強第一号として、ポルトガルのクラブから引き抜くことを画策していると、トルコ紙『Fotospor』が報じた。
フェイエノールトの下部組織で育ち、2023年7月まで同クラブに在籍。ロッテルダムにあるクラブでは主力として活躍し、通算175試合32ゴール27アシストを記録した。スロット政権ではキャプテンを任されるほど信頼をされており、当時の中心選手を連れてくることを希望するのは自然の摂理だ。
175cmと決して大柄ではない体躯だが、両足を使える器用さを持ち、中盤にエネルギーをもたらせる。トルコ代表でも26試合に出場し、ベンフィカではチャンピオンズリーグの大舞台でも経験を積み、23歳MFはプロフェッショナルとして着実にステップアップしている。
2028年まで契約を結んでおり、昨夏の移籍市場に続き、この夏にもクラブを変えるとは思えない。高い移籍金も要求される確率が高く、センターバックやフォワード獲得を優先するリバプールが、限りある予算を中盤の選手に振り分ける可能性は低い。
オランダ人指揮官は、イングランドでのチャレンジに慣れ親しんだミッドフィルダーを引き入れることはあるのだろうか…？